カンナビストの運営について
カンナビストとは


Q カンナビストはこうこうだといった意見や見解は誰が決めているのか、カンナビストの主張といってもどうやって決めているのか?
A カンナビストとしての方針を立てたり、行動・イベントへの取り組み、声明文・抗議文の内容などは10数人の運営委員会で話し合って決めています。

 当HPのサロン(掲示板)は、大麻問題について誰とでも自由に議論し合う場であり、カンナビストの会員・非会員を問わずいろいろな人が見ています。サロン上で、カンナビスト自体が話題になる場面もあり、カンナビストっていう団体はどうやって運営されているのか簡単に説明します。
 カンナビストは大麻の自由化(非犯罪化)を目指した非営利の市民運動組織ですが、規約については現在、検討中です。カンナビストがスタートした1999年夏の時点で、組織の規約を作ることについて検討もしましたが、先に形式(規約のこと)を作るよりもムーブメントの実質を築いていく方に重点を置くことにしようということになりました。形だけ作っても内実が伴わず、開店休業状態になるムーブメントにはしたくないという思いがあったのです。
 いまカンナビストの運営に携わっているのは運営委員会で、10数人のメンバーがいます(運営委員/全員ボランティアです)。サロンは自由に議論をしあう場ですが、カンナビストは日常的にいろいろな活動をしています。ムーブメントの方針や反省の会議、問い合わせへの対応、名簿の管理、Cannabis Newsや支援グッツの発送、印刷作業、資料の翻訳、対外的な文書や広報用デザインの検討、経理、イベントの準備などネットで見える以外の部分の方が労力的には大きいのが現実です。このHPについては仲間の一人が管理しています。
 カンナビストとしての方針を立てたり、行動・イベントへの取り組み、声明文・抗議文の内容などは運営委員会で話し合って決めています。団体としてのカンナビストの意見というものは「カンナビスト運営委員会」が公表したものだけです。
 そして、運営委員会の中の2名が団体としてのカンナビストの最終責任を担う役割をしています。具体的に言いますと、麻生と麦谷の2名です。
 では、サロンはお話だけかというと、そんなことはありません。サロンでのいろいろな意見は十分参考にさせてもらっています。サロンを通じて多くの人と出会うことができました。また運営委員会は決して閉じられたものではありません。カンナビストのムーブメントを積極的に担っていこうという人なら(運営委員会の合意を条件に)誰でも新たに運営委員になることができます。
 いまのところ、カンナビストという団体の機構がはっきりしないように見えるところもあるかもしれませんが、今後は、より公開された団体になっていくよう規約なども整備していくことになると思います。



Q ネットでカンナビストの宣伝活動のようなものを目にすることがありますが、このHP以外でもカンナビストはネットで活動しているのでしょうか?
A 運営委員会ではこのホームページ以外、例えば2chなどのネットでカンナビストの宣伝を目的とした書き込みなどは一切していません。

 現在、カンナビストを運営している運営委員会ではこのホームページ以外、例えば2chなどのネットでカンナビストの宣伝を目的とした書き込みなどは一切していません。
 確かにネットの書き込みなどでカンナビストの意見や発言といったものを目にすることがあるようですが、会員(ネットでは匿名なので会員かどうかも本当は分からないのですが)の私的な意見とカンナビストを代表した運営委員会の意見は区別して理解していただくようご注意ください。例えば、自分は日本国民としてこう思うという私的意見と、日本国を代表した政府の意見は区別して考えるのが普通ですが、それと同じような関係になるのではないでしょうか。
 大麻の自由化を支持する方であるなら誰でもカンナビストの会員になることができます。ですから会員の中には、かなり幅広い意見があるかと思います。細かな所では意見に違いがあっても大道として大麻の自由化を支持するのならみんなで力を合わせようというのがカンナビストの姿勢です。したがって「団体」としてのカンナビストの意見・行動方針/指針と、カンナビスト会員である「一個人」のそれとが、常に完全に一致していることはあり得ないかもしれません。逆に完全に一致していたら、それこそ全体主義と変わらないわけで、幅広い意見があった方が健全だと思っています。
 対外的にはカンナビスト運営委員会がカンナビストを代表して意見を述べています。しかしこれまで運営委員会の存在があまり表に出てこなかったこともあり、それが明確になっていなかったという問題があったようです。
 会員数が800名(2002年2月時点)を超えると、なかには「俺はカンナビストだ、文句あるか!」みたいな、自分個人の意見のバックとしてカンナビストの名前を出したがる人も出てくるかもしれません。それは大変困ることですが、現実問題としてそういった意見をひとつひとつチェックしていくのは難しいことです。匿名のネットの中の世界では不可能かと思います。
 そういった幾つかの問題に対する対処として、当面、(1)団体としてのカンナビストの意見、活動、その方針や指針を出している運営委員会の姿勢を今後さらに明確にしていきます。(2)会員各位に対しては公の場の発言に対して「自分自身で責任を負う」ことと、カンナビストという団体名を出す限り、それを一個人の意見としてでなく「団体の意見」と誤解されてしまう危険性があることを再認識されるようお願いする次第です。
(運営委員会)