2002年5月6日マリファナ・マーチ
レポート


2002年5月6日マリファナ・マーチ 800人参加

 吉祥寺の井の頭公園といえば、東京の人気スポットの一つです。カンナビストは今年で2年目になるマリファナ・マーチ in 東京を公園内の野外音楽ホールで開催しました。参加者数は、800人に達しました。この人数は世界同時イベントのマリファナ・マーチ公式ポスターを一人に一枚配ることによりカウントしたのもです。
 大きなリーフ形の羽を背中にローラーブレードで会場をひらひらと舞っていたマリファナ・エンジェル。「畑から来た大麻」君が優勝したコスチュームコンテストでは、まだ幼い小さな女の子も健闘。時には、会場中もコーラスに参加してしまうピースフルなライブ演奏の数々。希望が空気に充満する、とても楽しいイベントになりました。
 一方で、公園内には大麻の無害を科学的にアピールするパネル、大麻取締法の深刻な人権侵害を訴えるパネル、自由化に向け大きな進展が加速しつつある最新の海外事情を紹介するパネルが立ち上がりました。
 さらに大麻の医薬品としての劇的な効果を紹介するイギリスBBCの番組もビデオ放映しました。一般出展には、大麻粥や大麻蕎麦のふるまい、大麻製品の展示、那須にオープンした大麻博物館、大麻っさーじ(タイマッサージ)のサービス、大麻事件逮捕者の証言を集めた手作りの文集などもありました。
 真剣に見入る人。最初は驚きつつも興味深く情報を眺め、そのまま参加者となった通行人。大麻自由化に向けての主張もアピールできました。
 参加者の中には、マリファナ・マーチに参加するのが目的で遠方から駆けつけてくれた人達も大勢いました。北は北海道の紋別、南は沖縄の石垣島、海外からの参加もありました。普段は会うことがなくても、自由化を願う気持ちを共有する仲間が握手し、お互いを励ましあう光景も見られました。
 マリファナ・マーチ2002東京は800人が大麻の自由化を願い、結集しました。この事実は、どんなことがあっても変えることができません。「マリファナ・マーチに参加してみよう」という一人一人の決意と想い、「大麻問題の解決=大麻自由化(非犯罪化)」に向けての前進の一歩に繋がって行きます。参加者の皆様、これからも大きな目標に向けてがんばりましょう。

 わたしたちカンナビストは、『大麻(マリファナ)は、科学的に見てアルコールやタバコと比べても有害性が高いとはいえない。このような大麻を大麻取締法によって取り締まり、刑事罰を科すことは不当な人権侵害ではないだろうか。わたしたちは、大麻について少量の個人使用に限り、犯罪とは切り離して考える、いわゆる「非犯罪化」を提案する。わたしたちは、大麻に対する社会的偏見をただし、真に自由で暮らしやすい社会を創っていきたい。』 と主張します。
 自由化に向けて、ムーブメントは前進を続けます。来年はさらに規模の大きいマリファナ・マーチを目指します。

カンナビスト運営委員会

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会場で書いてもらった寄せ書き(javilivさん提供)