マリファナ・マーチ2008のお知らせ vol.4


マリファナ・マーチ2008のお知らせ vol.4

(2008年5月9日/カンナビスト事務局)

■明後日、5月11日(日)、マリファナ・マーチ in TOKYOを港区の青山公園(南地区)で行います。大阪では6月1日(日)、大阪城公園・顕彰塔前広場でマリファナ・マーチ in OSAKAがあります。この他、北海道、沖縄でもマリファナ・マーチの準備が進んでいます。
 マリファナ・マーチは大麻(マリファナ)の規制見直しを訴える世界共通行動で、日本では2001年に東京渋谷で行われてから今年で8回目になります。昨年の東京マーチには1000人以上が集まっています。今年の東京マーチはさらに多くの市民、若者が集まろうとしています。午後4時からは渋谷、ハチ公前までユニークなサウンドデモを行います(解散地は宮下公園)。

■マーチはすべてボランティアによる手作りのイベント、そしてデモです。ボランティアに参加した人たちは、ネットやフライヤーを見て共感したという20代の若者、男女が目につきます。また、マーチ開催のためのカンパが集まっています。
 マーチは非営利的な催しで入場料など設けていませんが、規模が大きくなるにつれて経費の負担も大きくなっています。今年は、例年以上に全国から匿名の寄付が集まっています。マリファナ・マーチの目的である大麻の規制見直しは多くの人々によって支えられています。
 マーチのスタッフ一同、こういったボランティアの力、寄付をしてくれる人々、そんな人々の気持ち、心を実感し、勇気づけられています。今の社会の多数派からは、偏見や誤解の目で見られている「大麻」の問題に、こんなにも多くの人々が有形無形の支持、応援をしてくれることでマーチは実現しているのです。
 人間のつながりが希薄になっている、内向きになっているといわれる今の日本社会で、大麻問題のような、声を上げることにも抵抗があるようなテーマに、これほど多くの若い世代が加わってきていることは特筆すべきことです。

 青山公園のイベントは、昼の12時から4時まで。音楽系が中心ですが、カンナビストの仲間による東京、大阪、北海道の活動報告や、最近、問題が起きている警察の職質と人権についてのスピーチがあります。マリファナ・マーチ宣言2008年も会場で採択される予定です。
 音楽はレゲェ系、ヒップホップ、そしてレイヴのトランスと、申し出のあったアーティストをみんな受け入れています。民族楽器やパフォーマンス、ライブペインティング、大道芸もあります。このように、自由な表現の場として集まる若者もたくさんいます。
 会場に来た人たちに、パレード(サウンドデモ)で自由に自分の意見を表明できるよう白紙のプラカードも用意しています。大麻問題はもちろんですが、職場のこと、学校のこと、世の中に訴えたいことで自分ひとりではどうにもならないことも、共に声を上げていこう──そんな思いを受け入れています。

■集会イベント終了後、午後4時からは、社会的マイノリティ、少数意見、いろいろな人権問題に取り組んでいる人たちとも手を結び、会場の六本木地区から渋谷までヒューマン・パレード(行進)を行います。
 コースは青山霊園を抜け、表参道に出ます。表参道から明治通りに出て左折し、その後、JR山手線のガードをくぐり、ハチ公前をまわって解散地点の宮下公園に入ります。レゲェやトランスのサウンドカーに続き、路上を踊り歩く長蛇のデモになると思われます。
 2007年マーチ(東京)は、近年、社会的な問題を訴えるデモ行進としては異例といってもいいほど多くの人たちが参加しました。今年はさらに大きな規模になると予想されています。

■マスメディアの取材など、積極的に対応いたします。ご関心のある方は、カンナビストまでご連絡ください。

○連絡先 カンナビスト 電話 03-3706-6885 090-6049-0518

○マリファナ・マーチの日時・場所
マリファナ・マーチ2008 in TOKYO
日時:5月11日(日)昼12時〜、ヒューマン・パレードは午後4時スタート(予定)
場所:青山公園(南地区)/港区六本木7丁目
交通:東京メトロ千代田線「乃木坂」徒歩1分・日比谷線「六本木」下車徒歩5分

マリファナ・マーチ2008 in OSAKA
日時:6月1日(日)14:30-17:30
場所:大阪城公園・顕彰塔前広場
交通:大阪環状線「大阪城公園駅」徒歩2分

マリファナ・マーチ情報ページ≫
http://www.cannabist.org/report/mmm2008/index.html
マリファナ・マーチ・ブログ≫
http://marijuanamarchjapan.blog56.fc2.com/

(注1)マリファナ・マーチとは……毎年5月に世界各国の180を超える都市、町、村で行われる非営利の世界同時イベントです。大麻(マリファナ)の規制の見直しを求めて1998年にスタートし、日本では東京、大阪、札幌などで開催されています。
 マリファナ・マーチの世界共通スローガン……「医薬品として認めよ!(Release The Medicine) 大麻で逮捕するな!(Stop All Cannabis Arrests) 病人を救え!(Heal The Sick)真実を語れ!(Stop The Lies) 自由を奪うな!(End The Prison State)」

(注2)カンナビスト……日本の大麻(マリファナ、カンナビス)取締りは、著しい有害性は認められない大麻に対し過剰に厳しい刑罰を科しており、年間3000人以上の市民が
逮捕されている状況は公権力による人権侵害であると訴えている非営利の市民運動。
1999年設立、会員4288人。http://www.cannabist.org/index.html)

※このイベントは日本国憲法第19条(思想・良心の自由)、21条(表現の自由)に基づくもので法律を遵守して行われます。