マリファナにまつわる神話と真実 [目次] [前へ] [次へ]

11. マリファナ、異常行動、犯罪

【神話】

 マリファナは犯罪の原因となる。マリファナ使用者は非使用者よりも多くの物品犯罪を犯す。マリファナの影響下にある人々は理性を失い、攻撃的で暴力的になる。

「若いマリファナ使用者は非使用者と比べて…逮捕される確率が高い。(マリファナが)…無断欠席や犯罪の増加と関わりがあることは明らかだ」
---保健社会福祉省長官ドナ・E・シャララ(1995年8月18日)

「もう一つの問題はマリファナの使用と暴力の深いつながりである。…銃を所持している高校生の66パーセントがマリファナを使用している。しかるに、若者たちに対する重要なメッセージとして、マリファナを使うことによって暴力的な闘争に巻き込まれる危険性があるということを伝えたい」
---麻薬取締政策局長リー・ブラウン(1995年7月)

「頻繁にマリファナを使用することで生じる長期的な影響として、…たとえ愛する人に対してさえも、たわいないことで激しい怒りを爆発させて敵意のある攻撃性を向けることがある」
---小児科学(1984年)


【事実】
 大学や政府の調査機関によるマリファナの使用と犯罪との関係に関する調査では、いずれもマリファナは犯罪の原因とはならないという結論に達している。マリファナ使用者はマリファナ所持以外の犯罪を犯すことはほとんどない。マリファナ使用者が犯罪を犯した場合でも、マリファナが原因であることはない。ほとんど全ての人体あるいは動物を使った実験では、マリファナが攻撃性を増加させることはなく、逆に抑制することが確認されている。
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